2013年03月03日
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続・ヤマト2199赤い目の謎

Written By: トーノZERO連絡先

ID: 20130131091704

Subject: ヤマト2199赤い目の謎

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130131091704

名前: トモネコ

本文:

「山本はスターレッド!」

山本は萩尾望都のスターレッドがモトネタと非常にスルドイ意見を述べているブログを発見しました。

http://bajyeto.cocolog-nifty.com/tubakiquon/2012/10/post-30c5.html

ネコ好きの方のようです。

ヤマトとネコは相性が良いですね(=^・^=)

「スターレッド!」

「知ってるの?」

「覚えてない。読んでいる可能性はあるが、ぜんぜん覚えていない」

「えー」

「というわけで、古書をオーダーしたよ」

読んだ! §

「というわけで読んだぞ。昔読んでいなかったことも良く分かった」

「それで?」

  • 火星産まれ
  • 赤い目
  • 白い髪

「まさにスター・レッドだな」

「でもね。類似点はそこで止まっちゃうの」

「というと?」

「超能力を持っているとか、そういう部分になると、急に一致が見られなくなるのだ」

「外見に限定されるわけだね」

「だから立場まで同じなのかは良く分からない」

「火星は超能力を持った火星人のものではなく、ウーダン老人の作った機械人形の世界だった可能性が高そうだね」

「ただ、最終回で火星が爆発しても驚かない……とは思う」

「なんで火星が」

「ズォーダーが月を撃ったように、デスラーが火星を破壊して威力を誇示するかもしれな「えー」

「分かった。空間磁力メッキが無い火星にデスラー砲が撃ち込まれても跳ね返せないわけだね」

スター・レッド §

「さて、スター・レッドは読み終わったけれど……。評価は難しいなあ。確かに、前半はそれなりに良い線まで行っているものの、超能力、超設定の風呂敷を広げすぎて、後半はけっこうグダグダ感が……」

「もっと率直に言うと?」

「物語の構成論の失敗例を見せられた感じ。地に足が付いていない世界観、強力すぎる主人公、無限に拡大していく行動範囲。何事もやり過ぎは良くないのだが、ほどほどに抑える事は難しい。最後はかなり強引にまとめた感も残る」

「じゃあ、どうすればいいわけ?」

「だからさ。全人類の命運が掛かった最終戦争を扱っているにも関わらずロック歌手が変なものを見て頭を抱えるような話に繰り返し回帰する山田ミネコの最終戦争シリーズのような料理方法の方が本当は良いし、長続きもする」

「それはヤマトも長続きしないってこと?」

「もしもヤマトが地に足が付いていない世界観、強力すぎる主人公、無限に拡大していく行動範囲というパターンを踏んでいくならな。しかし、お見合い写真を見せられる南部のような話をメインに据えればヤマトはまだ行ける」

若干の研究 §

「スター・レッドのアミの設定は、最終伝説シリーズのデーヴァ・ダッタの設定に似ているが、活字SFに何か元ネタがあるのでは無いかと考えた」

「それで?」

「最終伝説シリーズは1978年に冬の円盤が出ている。ただし、最終伝説シリーズは開始時点ではデーヴァ・ダッタの設定は無い。スター・レッドは1978年に連載開始だ。この少し前に精神寄生体ものが日本で出版されているのではないかと思った。最初はコリン・ウィルソンの精神寄生体かと思ったけれど時期が合わない。調べると、ハヤカワSF文庫で、1977年8月15日に謎の精神寄生体(宇宙大作戦 ジェイムズ・ブリッシュ)が出ている」

「宇宙大作戦なら、けっこう幅広く読まれている可能性があるね」

「時期的にもピタリだ」

「問題点は?」

「実はこれ読んでないから、これだっ!と言い切るには弱い」

「ぎゃふん」

「やっぱり宇宙大作戦はテレビで見られるから他のSF小説が欲しくなるじゃないか」

「欲しい本は全部買えないわけだね」

宇宙戦艦ヤマト

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